脅威の判断 2015 12 6

 国家にとって、脅威とは、何か。
それは、自然災害という脅威もあるでしょうが、
ここでは、「軍事的な脅威」を取り上げます。
 評論家の福山隆氏と宮本一路氏は、
著書で、こう述べています。

 軍事的な脅威は、
対象国の「意思(敵意)」と「能力」の積算と言われています。

 日本侵略の「意思(敵意)」があって、
海から、あるいは空から侵攻する「能力」があれば、
それは、重大な脅威となります。
 そして、脅威の程度を評価する場合、
「意思」は変動するので、
「能力」を基準に分析するのが一般的です。

 しかしながら、日本人は、対象国の「能力」には目をつぶり、
「意思」、特に「敵意」の存在を脅威の第一に考える人が多いのではないでしょうか。
 一般市民のみならず、政治家、官僚ですら、
周辺国に「熱烈歓迎」されると、
それだけで「脅威ではない」と信じ込み、
それによって、国策を誤らせる人が少なからずいます。
(以上、引用)
 日本人は、国際政治において、
本当に「お人好し」で、情に流されやすいので、
物事は感覚で判断せず、計量的に判断すべきです。











































































































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